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15歳で父親の店に入った時、僕はレジの打ち方すら教えてもらえませんでした。すべて自分で調べ、考え、工夫し、そして失敗して学んで、そうやって仕事を覚えた。自由にやって、わからないことはしつこいくらい聞いて自分のモノにして。
そういう成長の方法って、あると思うんです。だから僕は、社員みんなにも同じような道を歩んでもらおうと思っています。考え方やスタンスだけを伝えて、あとは社員に自由にやってもらう。その方が成長の密度が濃いんです。すべてを任せて自由にやってもらう。これがTXTの気質です。
そのために必要なのは、人は一人ひとり違うってことを深く認識すること。事前にしっかり面談をして、その人の資質を見極め、その人に合った任せ方をしていかないと、社員のモチベーションアップ・スキルアップは望めません。だから僕は、定期的に全社員と面談しています。社長として、社員一人ひとりと話をして、現場の隅々まで見ることを大切にしています。
全てを自由にやってもらうには、基本ができてないとなかなか難しい。だからこそ、ビジネスにおける基本的なことや考え方なんかは、しっかり教えます。
極端に言えば、ラベルの貼り方や歩き方まで言うこともあります。それは、相手に対して期待が大きく、真剣になっているからこそ。どうでもいい人間には何も言わないし、関わろうとしないでしょ?社員はみんな、自分の仲間なんだから、それはあり得ません。だからいろいろ、気づいたことはその場で注意します。
「素直にハイハイと言うことを聞きなさい。積極的に質問しなさい。話を聞きに行きなさい。みんなの知識を貪欲に吸収しなさい。そして、教えてもらいやすい人になりなさい。徹底的に教える人になりなさい。」と社員に言っています。そうやって基本を身に付けてもらった上で、自由にいろんなことを任せています。 |